2014年12月23日火曜日

 RaspberryPi+VolumioでCDリッピング なスクリプトができました。

 色々やってみたんです。
 cddaなオーディオディスクって直接マウントできないんです。
 google先生に聞いてもRaspberryPiにオーディオCDマウントしてファイル参照する手順出てこないんです。

cdda-srcインストールしようとしたけど、ソースが古すぎて、Volumioのカーネルに合わなくてコンパイルできない。

 gvfsでマウントできるか試したけど、X11なGUI環境無いと走らない。

 mplayerなら直接再生できるけど、VolumioのI2S直出しは16Bitだと左詰めな32fsBitCLKで鳴らない。尤も、これだとVolumioのMPDの意味が無い。

 I2Sドライバいじって64fsBitCLKに修正と思ったけど、ソースのダウンロードがよくわからん。

 今のVolumioでできる事は、リッピングしたWAVの再生がメインならば、リッピング環境起こせばいいやって事で、RaspberryPiで簡単CDリッピングなスクリプトになりました。

 /mnt/SDにwavファイルを置きます。
 /mnt/USBに置くよりずっとずっとイイです。SDカードの空き領域を活用しましょう。

 必須なプログラムは、python cdparanoia cdrdao ejectの4つ。あと、Webに繋がる事。
 pythonは、既に公開してるインストール済みのイメージ使ってもらえばOK。
 cdparanoiaとcdrdaoとejectインストールすれば使えるようになります。

 apt-get -y install cdparanoia cdrdao eject<enter>
  でインストール完了です。
 エラーが出るようなら
 apt-get update<enter>
  してからもう一回試してください。今のLinuxって簡単でいいです。

 cdrdaoで、フリーなCDDBのデータベースからディスク情報ダウンロードして、
 cdparanoiaでtrack01.cdda.wav ~ trackXX.cdda.wavをリッピングして、
 /mnt/SDにディスクタイトルのフォルダ造って、
 Voumio用のプレイリスト生成しつつ、
 曲名.wavにリネームしながら/mnt/SD/ディスクタイトルフォルダに移動します。

 CDDBデータベースにディスク情報無かった場合のチェックはしてません。
 WEBに繋がってないと、プレイリストもフォルダも造らないし、移動もリネームもしません。
 実行したフォルダにtrack01.cdda.wav ~ trackXX.cdda.wavが残ります。

 お試しいただくにあたっては、

0.USB接続な外部電源CDドライブを繋いでVolumio起動。DVDでもブルレイでも何でも可。
  USB電源なドライブなら外部電源付きHUB挟む事。
  dmesg|grep usb<enter> 
   で、認識されてるか確認できます。

1.スクリプト本体は/mnt/USBの下に置いてください。
 作業領域がCD容量である700MB必用なので、/home/Voumioに置くと容量不足で全曲リッピングできません。700MB以上の空き容量のUSBメモリを刺してください。

2. SDカードの空き領域を/mnt/SDにマウントしてください。 やり方はgoogle先生に聞きましょう。

3.SSHでログイン。
 cd /mnt/USB<enter>
 chmod +x CD2SD.py<enter>
 ./CD2SD.py<enter>
 で、CD読み込んで、終わるとejectします。

4.VolumioでLibralyUpdateすると、BrowseにPlaylistが表示されます。ADDすれば再生できます。

 ダウンロードはここから CD2SD.py CD2USB.py Volumio1.51PI_CD2USB_FSLED.zip

SDカードの空き領域をマウントするのがめんどくさいと思ったら、CD2USB.pyを使ってください。
/mnt/USBにフォルダ造って、その下に落とします。中身の違いはSDとUSBだけです。

でもねぇ、曲はSDに置いた方がいいです。手間惜しまないで試してみてください。
 
 Linux領域広げて、空きをSDにマウントしたCD2SD.pyインストール済みイメージは、16GBなSDカードじゃないと入りません
 こっちはGPIOにスイッチ付けて、ポチっとGNDに落とせば起動する仕様。後程アップします。
 今置いてあるイメージは、2GBSDカードに入りますがCD2SD入ってませんので誤解無きように。

12月23日19:00以下追記
2GBカードに、CD2USB.py組み込んだイメージファイル用意しました。
全領域Linuxにしました。CD1枚分は余裕で取り込めます。転送先はUSBメモリです。
4GB、8GB、16GBなカードに書込みしたなら、空き領域を/mnt/SDにマウントしましょう。

解凍してSDカードに書き込んで、USBCDROM繋いで起動して、オーディオディスク入れてください。
GPIOの7番ピンにGNDタッチなスイッチ付けてください。
長押しすると(5秒ぐらい)スクリプトが起動して、WAVファイルがUSBメモリに生成されます。これがデフォルト。

SDに生成する仕様が希望なら、空き領域を/mnt/SDにマウントして、mpc_FSLED.pyの120行目前後のCD2USB.pyをCD2SD.pyに書きかえて、リブートしてください。

CDDBにデータが無いオーディオディスクのエラーハンドリングが組まれていません。
参照データが無いと、ルートにtrack01.cdda.wav~traackXX.cdda.wavが残ってしまいます。
プレイリストも造られません。

 参照データが間違っていても、正しく機能しません。playlistを手動編集してやり直し。
 たとえば2枚組CDで、タイトルがCD1がdisk1、CD2がdisk2なのに両方disk1なんて間違いが、まれに存在します。只で使えるデータベースはこの程度かって気もしますが、正しいデータが殆どです

 誰でも使える完璧な環境構築は難しいですね。CDDBが正しければ、とりあえずはボタン一発でリッピングできます。お試しください。
 私が使った感想は、プレイリスト自動生成が気分いいです。フォルダからマウスでクリックして曲選んでをせずとも、ワンクリックでアルバム再生できます。

12月24日19:00以下追記
 フリーCDDBって、使えそうで使えませんね。
 日本人アーティストのディスクのタイトル、曲名が、全角文字は?で返ってくるのは仕方ないのですが、登録された曲名の最初のAがAだったりするの。他は半角なのに。
 もうね、誰が登録したの?確認しろよ!って感じ。

 CD2SD.pyスクリプト内のcdrdaoコマンドはコメントアウト。
 で、手動でcdrdao discid>playlist実行して、手動でplaylistファイル修正して、手動で./CD2SD.pyが正しい使い方って事になります。手動で造るplaylist内の曲名は、全角OKです。
 ボタン一発CD->SDは無理筋でした。

 リッピングはWindows機の方が便利にできますかね。でもUSBメモリへのコピーはまだいいとして、Volumio内のSD領域にコピーは、ネットワーク経由じゃないとできないからCD2SD.pyのレゾンデトールは保たれるかと。
 えふ様みたいにNASに吸い上げがスマートでいいのかなぁ。


バグ報告大歓迎です。コメント欄にお願いします。 

2014年12月15日月曜日

 archi3939様より投稿画像頂きましたので掲載します。完成写真拝見してからと思ったけど、ぎや様からそれとなくリクエスト有ったので。



 そっち側抜きましたか。この発想はありませんでした。
 まだ、仮組状態だそうです。部品が全てそろったら組み上げるとの事。

メールの文書 ここから
先ほどメールを送りましたが、ヤバイ部分は終わりました。後は明日部品が届き次第です。今し方秋月から明日納品の連絡が来ました^_^しかし、此れからRSに発注なので、まだまだ先かな?
タンデムのマスターのコネクターはメスなのでほぼ無傷で外すのは不可能だと思います。piは高々5000円弱ですので壊しても、何とかなりますが、マスター基板を駄目にしたら泣いちゃいます(^^;;しかも、オスピンは外すのは簡単です。半導体計測屋様がブログに書いている通りピンを壊すつもりで徹底的に加熱すればいいですので。
ここまで

 マスタ基板壊したら泣いちゃうけどRaspberryPiなら¥5000弱。尤もですね。


 この組み方だとJCJP5の上部に空間が開くので、私がやったようにピン曲げてジャンパワイヤ接続ってしなくてもジャンパワイヤ刺さります。ポテンショメータも半田面につけなくていいです。
 私が組んだのよりいいですねぇ。ユニバーサルエリアも見えるし。

 皆様、どうぞ工夫して組み上げてください。


 今、「CDリッピングしてWAVEにして、USBメモリに移して再生」が、めんどくさく感じてきたのでUSB-CDROM直結で鳴らせないか検討中。
 ALSAでアップサンプリングするか、 I2Sドライバ書きかえるか、ってやってます。
VolumioのI2Sって16Bitだと左詰めの変な信号になっちゃうから、正しく再生できないんです。
 SSHターミナルから再生、STOPはめんどくさいから逓倍基板のユニバーサルエリアにスイッチ付けるつもりです。

2014年12月6日土曜日

 逓倍基板の作り方について

 逓倍基板完成図 modelB用
  

 26ピンソケット、8ピンソケットは、仮組して支柱で固定してから半田付けしましょう。
 20ピンピンヘッダも、タンデム基板と仮組してから半田付け固定してください。
 変な応力掛かると劣化します。

 5V電源強化端子は、半田面に付けることもできます(2012なC4が付かなくなりますが)。
 部品名称はTB111-2-2で、秋月電子で1個¥20-

 逓倍基板部品面
 

 一番最初に添付のエミフィル付けてください。結構な熱容量必要とします。
 次にNB3N2302。次いでC10の0.01uF、C11の0.1uFの順序で。
 C5~9の取付順序は問いません。RaspberryPiの3.3V電源強化用です。
 C5=22uF PMLCAP
  C6=10uF PMLCAP
  C7=0.01uF ポリフィル ECHU1C103JX5
  C8=0.1uF ポリフィル ECPU1C104MA5
  C9=1uF ポリフィル ECPU1C105MA5
 C10=0.01uF ポリフィル ECHU1C103JX5
 C11=0.1uF ポリフィル ECPU1C104MA5

 RaspberyPi繋ぐので、R1のBitCLK側に22~47オーム付けます。
 R1=1608~2012 22~47オーム

 逓倍基板半田面

 C1,C2,C3,C4の順に実装してください。小さいからとC2を先に付けると、C1付きません
 RaspberryPiの5V電源強化用です。
 C1=22uF PMLCAP
  C2=10uF PMLCAP
  C3=1uF ポリフィル ECPU1C105MA5
  C4=0.1uF ポリフィル ECPU1C104MA5

 RaspberryPiでBitCLKを4倍か8倍かでMCLK造るので、R4、R5に100kオーム付けます。
 DSD_H/PCM_Lな信号は出てないので、R7に100kオーム付けて、L固定にします。
 R6は不要。ModelBではR3は使いません。ModelB+、A+、Pi2BならR3に22~47オーム。

 R1=22~47オーム Amaneroは不要 全てのRaspberryPiで必用
 R2=22~47オーム Amaneroで使用 全てのRaspberryPiで不要
 R3=22~47オーム Amaneroは不要 B+、A+、Pi2Bで必用
 R4=100K
 R5=100K Amaneroは不要 全てのRaspberryPiで必用
 R6=100K Amaneroで使用 全てのRaspberryPiで不要
 R7=100K Amaneroは不要 全てのRaspberryPiで必用

 全ての抵抗が付く事はありません。使用形態に合わせて、排他的に選んでください。


 全ての表面実装部品を付けてから、仮組して支柱で固定して、ピンヘッダ、ピンソケット付けてください。
 SV4とSV5で、タンデム基板マスタと信号の送受信します。
 SV5はFS1側だけマスタと繋がります。FS0側は、R5かR6でロジックレベル固定。


 modelB全体図

 反対側の真横から

 下からRaspberryPi modelB マスタ基板 スレーブ右 スレーブ左。
 一番上のピンヘッダは、以前はマスタ基板が上だったから。今は未使用。
 ポテンショメータは半田面に実装。


マスタの部品面

 右下のJCJP5の一部はジャンパワイヤで繋ぎます。スレーブ基板に干渉しないように折り曲げてます。
 JCJP1は、7-8,9-10,11-12,13-14,15-16,21-22にプラグ。写真は7-8の分1個不足してました。
 MSTJP1は、11-12,13-14,15-16にプラグ。
 JCJP5は、3-4,8-10にプラグ。2-5,1-7にワイヤ接続。これで22/49MHz対応になります。
 JCJP2は、ポテンショメータの調整次第ですが、MCLK反転/非反転どちらでもOKです。

 MSTJP1は、本来はマスタ基板上のNB3N2302を1倍、2倍指定するジャンパですが、逓倍基板使う場合は常時2倍で動かします。
 マスタ基板上では不要となるので、逓倍基板上のNB3N2302の倍率設定に転用します。

マスタの半田面
逓倍基板に立てたストレートピンヘッダSV4がJCCN1の20Pinコネクタと、SV5がMSTJP1の22番に繋がります。2本刺さらないので誤解無きようご注意ください。

 既に部品面にピンヘッダ実装済みでしたら、外して付け直しとなります。ピンヘッダを破壊してもいいやな気分で外してください。というか、溶けてバラバラになる位加熱しないと外れません。
 加熱が不十分な状態で応力掛かるとスルーホールは簡単にちぎれます。
 「一本、一本半田を吸取って外す」やり方は、無駄に応力掛けて基板壊します。お奨めしません。
 これは外した部品を再利用して、基板を破棄する場合の外し方です。今回は逆。

 大量の半田を盛って、保熱させるのがコツです。充分に加熱して、充分に半田盛って、樹脂フレームが柔らかくなったところで一本ずつ、或はまとめて抜く方法で取り外してみてください。
 重要なのは「応力掛けない」って事です。半田が溶ければ自然に落ちますから。
 ピンヘッダが外れたら、スルーホールに残った半田を吸い出して完了です。

 通称レスキュー半田という、低温融点な半田があります。
 サンハヤトSMD-B05使うと、長時間溶けたままになって、抜き取りが楽に出来ます。でも、取れてからの掃除が大変な諸刃の剣。面実装部品取り外しキットって奴です。
 

 逓倍基板仮組図 modelB+、modelA+、Pi2B用

推奨されるDATAとLRCLK接続位置はこちらです。ModelBではJ5が繋がるSV2に、2列ライトアングルピンヘッダ付けて、ワイヤで繋いでください。
 半田面側で処理ならコンパクトに出来ます。配線空間はあるので、RaspberryPiに干渉しません。
 SV4を付けてから、SV2付ける事になります。
 R3に22~47オームつけて、BitCLKを繋いでください。R4~7は前述のModelBと同様。


部品面側で、DATA,LRCLKワイヤ繋ぐ場合の例1.


 横に出るのでまとまり良くないです。

部品面側で、DATA,LRCLKワイヤ繋ぐ場合の例2.

 Amanero接続用SV3に繋ぐ例です。1よりはまとまりがいいです。
 私はこの繋ぎ方を採用しました。


 逓倍基板仮組図 Amanero用
 

 Amaneroとマスタ基板の間に挟まるだけなので、マスタ基板のピン立て具合の変更は不要です。
 部品面 MCLKを1倍か2倍するので、R2MCLK側に22~47オーム付けます。
 半田面 R4とR6に100kオーム付けます。R1,R3,R5,R7は不要。

 R2=22~47オーム
  R4=100Kオーム
  R6=100Kオーム

 C1~4は5V用なので、Amanero使用時は不要。5V電源ネジ端子も当然不要となります。
 C5~9は3.3V用です。無くてもいいですが、付けておけば、アイソレータチップの3.3V電源の安定化に寄与します。


 JP1、JP2、JP3は、アップサンプリング基板等を使う場合にご使用ください。
 JP1は3穴ともGND。信号とGNDのペア撚り線とか、シールド線GNDに使用。
 JP2はMCLKとGND。
 JP3の||表示部でパタンカットします。
 JP3の右列から「他の基板」へ、「他の基板」から左列へ。

 ピンヘッダは、両面どちらに付けても構いません。
 ストレートでも、ライトアングルでも、仮組しながら色々考えて繋いでください。

 3Dパズル組み立てるつもりで取り組むのが正しいアプローチでしょうか。
 基本手順は、面実装部品半田付け。仮組。ピンヘッダ、ピンソケット半田付け。で進めてください。

12月7日更新 ここから
 大事な事書くの忘れてました。
 タンデム基板は「プリフラックス仕上げ」というヤツで、基板全面にフラックスが塗布してあります。ベタGNDプレーンのスルーホールを半田で埋めようとすると、上手い事半田が載ってくれて便利です。金メッキ仕上げと違って「磁性体なニッケル」が含まれないので音質的にも有利です。
 ですが、開封して悪環境に置いとくと、パッドやスルーホールが黒色化します。要は酸化被膜です。回避する為には早めに半田付けして組立ましょう。
 うっかり黒色化させちゃったとしても、半田の乗りが悪くなるだけなので、液体フラックス塗って半田付けすれば、還元されてフラックスのカスとして析出します。イソプロピルアルコールとかの洗浄剤で落とせば綺麗になります。

 今回の逓倍基板は「無鉛半田レベラー」にしました。オプション料金¥5000-追加!
 有鉛半田より、無鉛半田の方がオーディオには向いてるって話があるので無鉛にしました。デジタル回路基板だからあまり関係ないとも思いますけど、まぁ気持ちの問題って事で。
 こちらは「放置すると酸化して黒色化」って事起きないので、タンデム基板程気を使わなくて大丈夫です。無鉛半田お持ちな方は、「鉛と混ざっちゃう」事無く組み上げられます。
12月7日更新 ここまで


 逓倍基板のご注文は、まだ受け付けてます。NB3N2302チップ付きは納期かかります。

 FN1242Aタンデム基板ユーザじゃなくても、「Amanero接続仕様なDACにRaspberyPi繋ごう」って用途にもお使いいただけます。
 その場合は、NB3N2302のFS0,1にGPIO端子繋いでPythonスクリプトを少し手直ししてください。

 ご質問等、コメント欄にどうぞ。

2014年12月2日火曜日

 お待たせしました。
 NB3N2302逓倍基板の出荷開始しました。11月11日までのご注文分です。

 トラブル無ければ11月末出荷と言ってたのですが、トラブリました。残念。申し訳ないです。

 バラ納入で注文したのに、先週スティック詰めで来ちゃったんです。これをバラに詰め直すのはやってられないんで送り返してバラ梱包に詰め直してもらいました。で、今日、納入されましたので、梱包作業開始できた次第です。

 組み立てて動作確認もできました。
 Volumio1.51で、BでもB+でも何も設定等変えずに共通のMicroSDで動かせました。
 超ぶっ飛びサウンドで鳴ります。
 TypeB用で組んでみましたので、後ほど写真UPします。B+でも問題無く接続できます。

 Volumio1.51のスクリプト書込み済みUPしましたので
 ここからダウンロードしてください。 1.4はB専用 1.41はB+専用 1.51はB,B+共用です。

 ZIP解凍して、書込みソフトでSDカードに焼くだけです。B、B+、どちらも設定変えずに動かせます。LibraryUPDATEだけ実施すれば、USBメモリが見えるようになるはずです。

 これから注文を考えてる方。
 チップ付きは仕込み分完売で、NB3N2302欠品となりましたので納期要します。 基板だけのご注文でしたら納期掛かりません。
 基板自体の在庫は、あと100枚程あります。

12月4日更新 ここから
 11月26日までにご注文の方まで出荷しました。ポストに入りきらないので局窓口持ち込みです。
 例外なのは追加部品もついでにご注文の分で、こちらは明日出荷致します。
 11月29日以降の分は、土曜日にポスト投函の見込みです。

 着荷したので振込頂きました方。ありがとうございます。
 振込人名義を「私の名前」で振り込まれた方が、前回いらっしゃいました。納期タイミングと金額の違いで、どなたなのか判別できましたが、今回は同じ金額の方が多いです。
 振込人名義は「ご自身のお名前」でお振込みください。注文書に「フリガナ(重要)」としているのは、口座にはカタカナで記載されるからです。お間違えの無いようにお願いいたします。
12月4日更新 ここまで

12月5日更新 ここから
 12月3日までにご注文頂いた方まで、全数出荷完了しました。
 組み上げた写真撮ったのですが、マクロ機能無いヤツだったので、ピントが合いませんでした。
 明日、他のデジカメで撮り直します。

 ハードウェア資料は、ここからダウンロードしてください。
 12月5日更新 ここまで


ご質問等、コメント欄にどうぞ。




2014年11月10日月曜日

 NB3N2302逓倍基板の注文書の用意出来たのでUPしました。


 ダウンロードして頂いて、メールで送ってください。

 コメント欄にご希望頂いた方。メールでご希望頂いた方。どなたなのかは把握しております。
 ですが、単なる需要数調査です。お手数ですが、改めてこの注文書をご提出願います。
 出さない方には発送できません。
 
 逆に、コメント欄にご希望数出されていない方。遠慮なくご注文ください。
 余裕を見込んで部品手配しております。

 入荷予定が11月29日なので、トラブル無ければ早い方には11月中に発送できそうです。
 
 よろしくお願い致します。

最終的に決定した、製作依頼に出したデータのレイアウト図です。


NB3N2302とか、Si5317とか、Si8660のメーカ発行データシートも置いてます。
タンデム基板を楽しむための必須アイテムなので、ダウンロードしておいてください。

Volumio1.4と、Volumio1.41の、スクリプトインストール済みは、
ここからダウンロード。

1.4が、TypeB用。1.41が、TypeB+用です。
SDカードに焼くだけで使えます。
LibraryUPDATEでUSBメモリが見えるようになるから、再生リスト造ってPLAY。
Volumio1.5は、調子悪いから見送ります。

 GPIOからFSLEDな信号出ますので、、MSTJP1と、JCJP1を設定すると、周波数自動切替できます。
 441と96は8倍、192は4倍にします。441で22MHz、96,192で49MHzになります。
逓倍基板のSV5のFS1側は、重ねるとMSTJP1の22番に繋がります。
重ねなくとも繋いでください。繋がないと、この基板のレゾンデートルを失います。

必用なジャンパ設定は
JCJP1 7-8 9-10 11-12 13-14 21-22プラグ
MSTJP1 11-12 13-14プラグ
JCJP5 1-7ワイヤ 2-5ワイヤ 3-4プラグ 8-10プラグ ->22MHz/49MHz設定

疑問点は、コメント欄でご質問ください。




2014年11月9日日曜日

 NB3N2302forFN1242ATandem更新しました。
昨日はblogspot.jpが落ちてて、blogspot.comか、blogspot.twなら繋がるって状態でした。
 ご意見、ご希望のコメントが書き込めなかったのかもしれませんが、更新で採用したのは

+5V給電コネクタ。
SRC_4192_A簡単接続端子。

の2点です。

 TypeB+のDATAと、LRCLKはジャンパワイヤで繋いでください。
 黄色RCA引っこ抜きは却下。やはりTypeB優先です。

 SRC_4192_A繋ぐときは、中央JP2の3本をパタンカットします。GNDの穴もあるのでツイスト線や、シールド線で繋いでください。 戻したければプラグ刺せばOK.。
 SRC_4192使わない人は、何もしなければいいのです。

 Volumio向けスクリプトには、PLAY,PREV,NEXTの機能も含んでます。
 コメント解除でVolumuUP・DOWNもできます。
 ユニバーサルエリアがたっぷりあるので、適当にスイッチ並べて繋いでください。

 


ベタアース付画像はこんな感じ


 セット価格2千円以下にしたかったので、「パスコン付けないよ」としました。
 Amaneroで繋ぐ場合は+5Vライン用のパスコンは、ごっそり不要なのです。
 Amanerom向け、Raspy向け、とかやりたくないので、やはり抵抗とパスコンは、御自身で手配でお願いします。
 ぼったくり価格でも良ければ用意しますが、インターネット経由でも買えないモノではありませんので。
 エミフィルについては、あちこちで売ってないし、在庫いっぱいあるので添付します。

 A 基板+エミフィル         予定価格 税抜き¥1000-
 B 基板+エミフィル+NB3N2302 予定価格 税抜き¥1300-

でどうでしょうか?今月中には出荷できる見込みです。

 重要なお知らせです。asoyajiさんのところにあるスクリプトのソースですが、この基板ではピン配置変更になりました。パターン引廻しの都合です。FS2と、FS0が入れ替わりました。更新されたスクリプトと、SDカードに書くだけのimgのZIPをダウンロードできるように用意します。
Volumioは1.5が出たから、これの動作確認もしないとね。

 注文書の用意出来たのでUPしました。


 ダウンロードして頂いて、メールで送ってください。

2014年11月6日木曜日

 NB3N2302逓倍基板のデータが出来ました。




 RaspberryPiTypeB TypeB+ AmaneroCombo384 をタンデム基板に繋ぐための基板です。
 この基板があれば、PCM192kHz再生で、DSD512が生成される事になります。 
 ぶっ飛びサウンドを越えた、超ぶっ飛びサウンドを望むなら、是非導入したい基板です。

 VolumioにPaythonスクリプトのインストール必須です。FSLED信号出す必要があります。
 Amaneroな人は、スクリプトは無関係だし、上部の36Pin,8Pin使いません。

 R1,2,3が22オーム、R4,5,6,7が100kオームです
 TypeBの場合は、R1,R4,R5,R7実装 BitCLKを8逓倍、4逓倍します。

 TypeB+の場合は、R1,R3,R4,R5,R7実装 BitCLKを8逓倍、4逓倍します。

 Amaneroの場合は、R2,R4,R6実装 MCLKを1倍、2逓倍します。
              R1,R4,R5実装ならBitCLKを8逓倍、4逓倍します。
              どっち選んでもOK。どっちが良いかは未評価。

 中央左20Pinが、タンデム基板JCCN1に繋がります。
 左上、左下の止め穴が、タンデム基板と一致します。
 左2ピンはMSTJP1の22番に繋がります。ワイヤードOR回路で逓倍数決めます。
 Amanero使う際は、中央右20Pinに刺します。
 TypeB+は40Pinコネクタの最後の方にDATAとLRCKが出ますので、ジャンパワイヤで繋ぎます。
 TypeBの黄色RCA避けなきゃだから、これでも仕方ないかと。
 8Pinコネクタにジャンパピン立てて、繋ぐことになります

 基板の他に用意する部品は、
 スタック用の分割式ピンソケット
 スタック用のストレートピンヘッダ
 B+ならジャンパワイヤ(メスメス)4本、ライトアングル2列、ライトアングル1列


さて、皆様が期待しとおりの仕様になってるでしょうか?

今回は、リフロー実装有りません。タンデム基板組める人なら8PinSOPは朝飯前でしょう。
8PinSOPの為に、メタルマスクなんか造ってられません。

頒布形態は、
A 基板のみ
B 基板+NB3N2302+エミフィル
C 基板+NB3N2302+エミフィル+チップ抵抗
D 基板+NB3N2302+エミフィル+チップ抵抗+パスコン

が考えられるのですが、絶対皆Dで頒布希望って言うんだよね。
AorBの2択で行きたいです。TypeB,TypeB+,Amaneroで、使う抵抗違うのも一つの理由。

パスコンは、載る領域沢山造ったので、好きなように載せてもらえばいいと思います。
容量変えたのを載せてくのが効きます。NB3N2302用は、0.1uFと、0.01uF載せればOK。


今、5V給電コネクタは迷ってます。
B+用の止め穴やめて5V給電コネクタ載せようか?とか。
Amanero固定の穴いるかな?とか。

改善の御意見大歓迎です。ご質問も、コメント欄にどうぞ。

2014年10月5日日曜日

 Volumio+IISのBCLKが意外と高精度でした。とのことで、測ってみました。

「700MHzから生成してるから1.4nsecのジッターが必ず載る」って話らしいので、どいうことなのか判らず取りあえず測ってみたら、「基本波自体は0.35nseのジッタしか無い」って測れたんです。
 絶対周波数も、2.8224MHzと出ました。XMOSも、Amaneroも、同程度の値でした。

 今日、「XMOSはジッタが2.5nsec載っちゃう」って追加情報あったので、皆同じ値に測れたってことは、測り方まずかったかなと思い直して測って見ました。

 測定分解能低いままでの判断はまずかったです。1.4nsなんて大嘘と思ったら、ちゃんと違いが出ました。絶対周波数で3者の差が出てない時点で計測を疑うべきでした。えぇ。私の測り方が間違ってました。

絶対周波数Amanero


絶対周波数XMOS


絶対周波数Volumio+IIS

 Volumio+IISは、2.8225MHzと出ました。
 RaspberryPiのGPIOは、700MHzを元にPLL廻してるので、n=248で2.82258MHzになります。
 正しく計測できてるかと思います。
 AmaneroとXMOSは、専用のクロック源で動作するので、正しく2.8224MHzと出てます。
 この差は仕方のない処です。
 Amaneroの方が、XMOSより少し低めに見えます。源発信器の部品の違いです。
 基本波自身のジッタは、3者で大きな差は無いみたいです。

ジッタ輝線Amanero

とても優秀です。
横軸5nsecなので、1nsec以下のジッタ量と言えそうです。
昨日は3者ともこの数字を見て「1.4nのジッタなんて載らないじゃないか」と思ってました。

ジッタ輝線XMOS

 この図を見て、「2.5nsecのジッタが載るとはこういう事か」と納得しました。
 輝線の重なり部分が2か所出てます。この間隔は、2.5nsec位でしょう。
 色合いが全て同じなので、頻繁にジッタが発生しています。


ジッタ輝線Volumio+IIS

 Volumio+IISの場合は、立下りは毎回同じ。立上りだけが2本に分かれます。ズレ具合は2nsecくらい有りそうです。RMS値にすると、1.4nsec位になるのでしょうか?
 「ああ、1.4nsecのジッタって、こういう事ですか」と納得です。

 色の濃さから見ると、ずれるのは毎回では無く、何発かに1回って感じでズレるみたいです。248回毎なのかなぁ?
 XMOSよりはマシなクロックと言えるかと思います。

 最終的には3者ともタンデム基板に入ればジッタクリン回路通るから、違いは無くなるんですけどね。
 BitCLKだけに注目して素で使うと、Amanero > Volumio > XMOSって事のようです。


2014年9月29日月曜日

 2次募集ご注文の方

 大変お待たせいたしました。リフロー済み基板、本日入荷致しました。
 受け入れ検査&出荷検査が済み次第、出荷開始いたします。

 一部の方に「返信お願いします」とメールしたのですが、まだ御返事いただいていない方が3名様ほどいらっしゃいます。
 御一人様は、発送先が判りません。ご返信お願いします。
 エクセル添付でメールしたから受信側でブロックされてるのですかね?
 受信フォルダのご確認をお願いします。

 と、言った処で、読まずに捨てたの可能性があるのでもう一度メールしますから返信ください。

 逓倍チップは希望者多数なので、、、ちょっと値が上がっちゃうけど、基板化も検討してみます。
 NB3N2302チップの納期遅いから、納期に合わせて基板化もいいかもって気がします。



(10月2日更新ここから)
注文番号
 1 2 5 11 14 15 18 19 28 29 30 32 36 38 42 47 48 53 61 62 65 66 67 68 の方、出荷しました。

 本日の発送分は、「1242実装済み」をご注文の方、「生基板+PIC」をご注文の方が対象となります。  
 263169(仮)の方は、メールの返信頂いていないので出荷保留扱いです。

 PICは、足が曲がらないようにマスタ基板に仮止めしてあります。
 一旦外してソケット実装とかしてください。まぁ、そのまま直に実装でも構わないです。
 多分、内容更新はしないと思います。お好きなように扱ってください。

 PIC予備品もご注文の方は、スレーブ基板に刺して仮止めしてます。これは単に、「足曲がり回避の為の仮止め」です。
 スレーブ基板はPICを必要としませんので外してください。
 そのまま半田付けしないようにご注意願います。

 PIC複数個ご購入の方の場合は、段ボールかエアキャップで包んでます。

 スレーブ基板用のエミフィルNFM21C474同封してます。
 マスタ基板->スレーブ基板レフトチップと、給電する場合は、無限増殖コネクタ左上SLVEF1に実装してください。
 独立電源仕様にするのであれば、実装無しでOKです。付けるよりも外す方が面倒なので、この仕様になってます。

 納品書兼請求書を同封しておりますので、ご注文内容と、梱包内容ご確認のうえ、お支払お願いいたします。
 万一相違がありましたら、振り込み前にコメント欄か、メールにてご連絡お願い致します。

 「マスタ基板1242無し」の検査は全数済ませました。「スレーブ基板1242無し」の検査が済み次第、順次梱包、出荷致します。
(10月2日更新ここまで)

(10月5日更新ここから)
 数件分は検査済ませておりますが、、、台風の影響か雨振りっぱなしです。
 土日は郵便局開いてないので出荷しようと思ったらポスト投函な訳ですが、今ポストに投函しちゃうと濡れる事間違いなしなので、出荷は控えております。
 お待たせして申し訳ありませんが、郵便局窓口渡しで天候回復後に出荷再開したいと思います。
(10月5日更新ここまで)

(10月7日更新ここから)
 皆様、台風被害には合われなかったでしょうか?
 今年は首都圏大雪、御嶽山噴火、台風18号来襲と、天災続きでやな感じですね。

 全ての出荷検査終わりまして、一部除外で全数梱包&出荷しました。
 31番様からはご連絡頂きましたので、保留解除し出荷しました。
 出張でお留守になると、メールいただいた45番様は出荷保留してます。
 メール返信の無い26番のnikonikopan様、1件分は出荷保留してます。
 
 今回の基板は全数リフロー実装済みでご提供致しました。
 初ロットとは、パスコンの定数変えてます。PMLCAPも手配して実装しました。
 参考用として、2次ロット基板部品実装表をアップしました。こちらからどうぞ。
(10月7日更新ここまで) 

(10月10日更新ここから)
 45番様、70番様、 本日出荷しました。
 71番様、週末お留守のご連絡頂きましたので、連休明け出荷とし、保留にしてます。
 26番nikonikopan様、今日もメールしましたが、お返事が無いので出荷保留です。
(10月10日更新ここまで)

(10月14日更新ここから)
 台風19号過ぎ去りましたので、71番様、72番様、73番様出荷しました。
 台風被害等、起きておりませんことお祈り申し上げます。
 予備品、補欠品、キャンセル品、全て出荷しまして完売となりました。
 皆様、タンデム基板2次ロットのご注文ありがとうございました。
(10月14日更新ここまで)

(10月17日更新ここから)
 26番様、ご連絡頂きましたので、発送しました。これで全てのご注文の発送処理終わりました。
 「ぃゃぃゃ私の処には届いてないよ}な方いらっしゃいましたら、コメント欄かメールにてご連絡お願い致します。
 スレーブ用基板追加ご希望の方、用意できましたら発送いたします。
 逓倍基板用スクリプト造ってみました。ジャンパワイヤで繋いでお試しください。
 FSLEDな信号出ます。もっとスマートな処理で実現できないか調査中です。
(10月17日更新ここまで)

2014年9月28日日曜日

 AmaneroCombo384はシロでした。

 テクソルさんで確認した際に、「モノラルソースでポップノイズが発生する事を再現した」
 との事でしたが、、、、再調査の結果、食わせたデータにミスが有り、ノイズになってたそうです。

 Windowsでは問題無く再生できるのは、私も確認していたのですが、RaspyFi、,VolumioではNGでした。LINUX環境での確認をお願いしたところ、テクソルさんではKNOPPIX v7.0.2日本語版で試していただいたのですが、問題無しとの結論でした。
 テクソルさんから製造元に、どれだけの情報伝えたのかは判りませんが、 ダメなのは、RaspyFiとか、VolumioのUSBドライバって結論になるみたいです。

 RaspyFi,Volumio使うと05AFとは無関係なはずの、XMOSリファレンスデザインボードでもノイズが載るので、「RaspberryPiのUSBドライバがまずい」な結論で良いとは思うのですが、、、RaspberryPiはLinux UDA2以降って条件には入らない扱いになっちゃうのかな?

 回避策としては、RaspyFi,Volumio+USB_DDCでは、モノラル再生しない。

が、現時点での対策なのでしょう。

16Bit441_1000HzSine.WAV

をお手持ちのMPD+USB_DDCでお試しください。ALIXとかはどうなの?って気になります。
 版権フリーなので、再配布もOKです。結果をコメント欄にいただけますと幸いです。
MPDのハードとソフトのバージョン情報もあると助かります。

 RaspyFi1.0,Volumio1.4では、 1分間のうちで2秒、10秒、20秒、30秒、40秒、50秒あたりでポップノイズ出ます。10秒ごとに出たり出なかったりで、聞き取れない場合もあります。
 ギャプレス再生でループだと、ループ切替りでは出ても仕方ないですが、タイミングがよければ切替りでもノイズ無く再生できます。
 Windows環境では綺麗に再生して、全くノイズ発生しません。

 RaspberryPi+Volumio+IISは、全く問題無く再生します。USB使わないですし。
 Volumio用IIS直結DAC基板が何点か頒布されてますが、皆高評価です。
 で、Volumio+IISは何がいいのかって測ってみたら、BitCLKの精度がすごい高いのです。
 当社のオシロで周波数測定すると、シグマの表示(バラつき)も出るのですが、ほとんど0で、ジッタ出てないって事みたいです。高性能追うにはここが重要と知りました。
 Volumio+IISはタンデム基板のジッタ除去回路無くてもいいほどの高精度なBitCLK生成を行ってるって感じでした。納得です。

 で、タンデム基板にVolumio+IISな環境構築には4逓倍、8逓倍チップが必要な訳ですが、NB3N2302の在庫品、DIP変換基板、0.1uF積セラコンをセットで頒布します。

 必要数確認したいので、希望される方は、コメント欄にハンドルネームと希望数書き込んでみてください。10セットぐらいは直ぐに出せそうですが、それ以上だと10月後半にならないとチップベンダに在庫が無いのです。¥500+税+送料¥82程度でご提供できるかと思います。
 komotan様他2名様ほどのご希望は、既にうかがっております。

 FN1242AのIIS直結基板のリクエストがありましたが、、、、私も欲しいです。
 リモコン可能な奴とかが頒布されてて、私はそこまで凝ったのできないしなぁと悩んでます。



2014年9月23日火曜日

 音は出てもノイズが、、、とか、Si5317がロックしない、、、とかお悩みな方。

 Amaneroとタンデム基板の繋ぎ方は、理想は以前ご紹介しました2階建て、3階建ての、ケーブルを介さない接続です。
 でも、ケーシングの厚みとか、USBの引き出しの都合とかで、ケーブル接続にされる方も多かろうと思います。
 私は秋月電子で買える10本入り¥300-なジャンパケーブル(メスメス)と(オスメス)使ってます。
 買って最初にする事は、樹脂部分外して中のバネ押し込んできつくする事。めんどくさいけど効きます。

で、ダメな例

角度変えて

 豆電球光らせるんじゃないんだから、こんなんでIIS信号だの24MHzなクロックだのが、正しく伝わると思わないでください。これでもちゃんと鳴る環境も有るんですけどね。

 じゃ、どうすればいいのって、それは簡単な事。

角度変えて

 IIS信号のDATA,BitCLK,LRCLKのすぐ隣にGNDがあります。そっちも繋いで捩ってください。
 MCLKは、DSD_Hの隣のGNDと捩りましょう。赤黒ペア線が4本です。
 3.3V端子は2本あります。2本とも捩った線で繋ぎましょう。赤赤ペア線が1本です。
 FSLEDとDSD_HとMUTE_Hはスタティックな信号なので、1本繋ぎで平気です。青1本線が4本です。
 あっ。色はこれじゃなきゃってことないですからね。間違わないように色分けして繋いでください。

 たったこれだけの違いで正しく音が出ます。お試しください。


 最後にケーシングする時に、バラけたままにしとくか、まとめて縛っちゃうかって実装方法がある訳ですが、どっちがいいかは賛否両論だそうで、お好みで決めてください。
 私は縛る派です。鉛の咬み潰し(釣り用品)挟んで制振、なんてテクもあるそうです。

 ダメな例の繋ぎ方でもちゃんと音が出る環境ってのは、asoyjiさんちの超弩級電源&ケーシング済みなヤツで、これは平気なんです。庶民派電源な環境では、、、、
 15cmな秋月ジャンパじゃなくて、小柳出の銀メッキ線を短めに使ってるのもポイントかも。
 最近はGNDと捻るだけではなく、シールド線に交換とかもやっておられるようです。
 勿論、シールド線使えば更に良くなるでしょう。音質改善も期待できます。

 不思議な物で、2階建て直結よりも良質なケーブル使って繋いだ方がいいって場合もあります。
 ケーブル自身がLPFな特性持ってて、Amaneroが吐くノイズを遮断して良い方向に作用するって事なのだと思います。

 IDCフラットケーブル使って繋いで頂いてもOKです。IIS信号に交互にGNDが挟まるので、案外高性能です。
 圧着前のケーブルが15cm長なら許容します。圧着してから折り返すと実質12cmくらい。
 25cm超える長さだと危険です。

 注意点は、Amaneroの部品面にピン立てたなら、タンデム基板は半田面に立てる。
 タンデム基板の部品面に立てたらAmaneroの半田面に立てる、としてください。シルク印刷された側に実装を合わせるって事です。逆にするなら両方逆にしないと駄目です。

 尤も、後者の場合はすぐ横にジャンパ設定ピンが有るから、これを半田面実装にしないとIDCフラットは刺さりません。また、間違えてジャンパ設定ピンに刺さないように、あえて位置をずらしてあります。


 ご意見、ご質問とかハンドルネーム名乗ったうえでコメント欄にどうぞ。

2014年9月11日木曜日

 7日にテクソルに「変なんだけどなんとかして」って問い合わせフォーム書き込みました。
 で、昨日テクソルからメール来ました。

 amaneroのモノラル再生で発生するポップノイズの不具合が再現確認できたそうです。

> PCMモノラル再生でFA05のデータが発生し、
> それがCombo384でDSDフラグとして認識され、瞬間的にミュートがかかるが、 
> すぐにPCMモードに復帰するのでポップノイズが出るようです。

だそうで、ミュートがらみの誤作動らしいです。

> 不具合の確認ができましたので、メーカーに報告いたします。 
> 不具合が解決され次第、弊社Webサイトで新ドライバ/ファームウェアなどの公開をする予定です。 
> また、この不具合については早々に情報公開をする予定でいます。 

とのことで、良い方向に向かいそうです。良かった良かった。

 ファームアップデートは、3ピンの端子のどれかをGNDに落としてUSB繋ぐと、メンテモードで起動するからその状態でファームアップのソフト起動。

 な感じで書きかえるみたいです。

 FSLED信号をアクティブにするには、USB繋ぐだけでファームアップのソフトで変更できましたけど、中身全部書換えはひと手間増える感じです。

 英語版の手順書しかなかったけど、日本語版も出してくれるのではなかろうか?
 再現確実なバグだし、全数だし、結構な数出てるし。

 日本に正規代理店あるってのは、ありがたいですね。
 テクソルさんは、ちゃんとお仕事してくれました。


 XMOS本家のCODEC付きリファレンスデザイン基板も手元にあるのですが、これも同じ症状なのです。こっちはDSD鳴らないから05AF無関係なはずなんですけどね。

 リファレンスデザインがコケるんだもの。DIYINHKのXMOSも同じ症状でコケましたよ。

 こっちは日本の代理店あるのかなぁ?
 重要なのは、話ちゃんと聞いて、再現実験できる組織かどうかなんだけど。

2014年9月5日金曜日

  先日の動画でフルエンシーの仕事っぷりが、よくお分かりいただけたと思います。
 44.1kHzのスペクトラムで最後の57秒当たり、20kHz~25kHzあたりがスッポリ抜けてました。
 
 でも、ホワイトノイズ20Hz~22.05kHzを食わせてやると、ちゃんと40kHz辺りまでなだらかに繋がります。

 動画とは、若干接続異なります。トランス無しで、アナログ端子直接見てます。
 基板はマスタ1枚で、レフトチップ前段PCM、ライトチップ後段生成DSD。
 測定レンジはDC-200KHZ、中央が100kHzになります。ひとメモリが20kHz。

 44.1kHz 青PCM アナログ端子直結 赤DSD128 アナログ端子直結
可聴帯域の20kHz超えて、40kHzまでだら下がりです。
 でも、FS/2な22.05kHzあたりは6dB落ち。1242Aの仕様書通りです。
 フルエンシのお仕事の結果です。
 60kHz辺りの盛り上がりは、量子化誤差とエイリアス由来のノイズ。


 96kHz 青PCM アナログ端子直結 赤DSD256 アナログ端子直結

 もうね、20kHzでバッサリ切れてます。
 80kH~110kHzはエイリアスノイズ。LPF通してないからです。

 192kHz 青PCM アナログ端子直結 赤DSD512 アナログ端子直結
 
これも20kHzでバッサリ。
 可聴帯域までしか仕事しませんって感じです。
 Volumioは、Sinc関数で補完してアップサンプリングデータ造って出してきます。「FS/2までの信号は元通りに再現しますよ」な処理なので、元データである20Hz~22.05kHzを全て、ほぼ元通りに再現しています。22.05kHz以上のデータは、もともと存在しないので、全く出てきません。Sinc関数はより高い周波数の音を作り出す訳ではありませんので。
 サンプリンレートも十分高いので、量子化誤差発生の余地もありません。綺麗に再現されてます。なので、高次に信号レベルが出ることは無いです。
 TIとか、ESSのDACは、内部でSinc関数補完処理するので、44.1kHzで再生しても、この192kHzと同じスペクトルで再生されます。FS/2で6dB落ちとかも起きません。

 アップサンプリングデータじゃなくて、ネィティブな192kHzサンプリングの20Hz~96kHzのホワイトノイズを食わせれば、100kHzまでだら下がりで出てくるはずです。

聴感上、どれが自然に聞こえるかは、FN1242Aの441ってことになるんじゃないかと。
 スーパーツイータ追加しようかなって気にさせます。
 まぁ、私が言いたいのはハイレゾな時代になってはきたけど44.1kHzだって凄いんだぞと。 


 44.1kHzPCMのアナログ(青)と、生成DSD128のアナログ(赤)が、どんな感じで違うのか良くわかるのがこちら。
 
1kHzの方形波です。
 プラスマイナスフルスケールな、0b0111111111111111と、0b1000000000000000を500usec毎に交互に入れてます。青が前段PCM、赤が後段DSD128のアナログ端子。

 中央拡大して、青がPCMアナログ。赤をLRCLKで見ると、1データでフルスイングさせてるのが良く判ります。赤はLRCLKなので、44.1kHzなクロックです。
ジャギってますね。スロープ部分。どっかから廻りこんでる風にも見えます。
サンプリングクロックより高次だし、マスタクロックほど高くないし、8段あるから8倍オーバーサンプリングのレートでジャギるのか?どうやらPCM再生でのアナログ端子には、8倍オーバーサンプリングで補完したDA結果がそのまま出てくるということのようです。
 352.8kHz相当のDA変換が行われていると。

赤を生成DSDデータに変えて見ると

 スロープ部分を8倍オーバーサンプリングして、斜めなデータを生成してました。
 フルエンシな振舞いです。
 22.6usecで立ち上がるスロープ波形として扱ってます。
 デジタルデータでは、マイナスフルスケールとプラスフルスケールしか無いのに、中間のデータを補間してるんですね。
 じわじわと、マイナスフルスケールなデータから、プラスフルスケールなデータに移行してます。

で、最初の波形(青44.1PCMアナログ、赤DSD128アナログ)を拡大すると、

 なんと美しい。

 DSD128相当ですから5.6MHzのなめらかさ。352kHzの16倍ですもの。
 これがスレーブ基板の静寂さ、ぶっ飛びサウンドの秘密なのでしょうか?
 逆に、「あれっ?こんなにPCMってノイズ載ってたんだっけ?」って気もするのですけど。

 asoyaji様は、「わざわざ変換して聞いてどうなの?と懐疑的でした」と告白されてますが、私もこんなに違いがある事が計測できるとは思ってもいませんでした。
 FN1242Aは、内部でDSD生成してるのだから、それをDA変換して出してるんじゃなかろうか?な話が出たこともありましたが、そいうことはやってないみたいです。タンデム基板の存在意義があったってモノです。

 同じマスタ基板上なので、チップの環境条件は同じです。GNDとか電源から廻りこめば、どちらもジャギるはずです。と、考えれば、どうやらPCMを処理するうえで載るみたいです。
 というか、8倍オーバーサンプリングの352kHzの結果なのですね。
 また、PCM側は、テストモードで動いてるのも不利な要素なのかもしれません。
 
 この違いを見ちゃったら、スレーブ基板でDSDデュアルモノだ!ってなっちゃいますね。
 今回の計測は、マスタ基板1枚で行ってます。
 スレーブ基板無くても、このようにDSD鳴らせますので御承知おきください。

2014年9月3日水曜日

 FN1242Aのフルーエンシ補間フィルタがどんな仕事してるのか良くわかる、 面白い動画をお見せしたいと思います。

 今まで公開を躊躇してたのは、必ずノイズが入って乱れちゃってたので、リッピングし直さなきゃなダメだよなぁとか思ってたんです。JEITAディスクって、CD-Rに焼いた奴だし、オマケデータのZIP展開できないボロさだし。アマネロの誤作動なんて考えもしなかった。

 VolumioからIIS直出しだと、全くノイズ出ない事が判ったので、携帯で動画撮ってみました。
 音声は蛍光灯のジーノイズと、外の工事騒音も入ってたりします。手ぶれも御免。横向きも御免。

 青が、前段レフトチップのPCM再生。アナログ出力端子を直接プローブしてます。
 赤が、後段ライトチップの生成DSD再生。LPF代わりにファインメットトランスLT0615咬ませてます。 ゲインが下がる向きで、トランスに結線してます。固定抵抗無く直結です。
 1分間程で、1kHz5秒+20Hz~20kHzスイープします。

44.1kHzママの20Hz~20kHzスイープのサイン波形
赤はDSD128相当で鳴らしてます。



8kHz超えたあたりから、綺麗なサインではなく、崩れ始めます。
いわゆる量子化誤差が混じりだして、お終いの20kHzは単一のサイン波とはほど遠い波形になります。DACでサイン波形を再現するには、1サイクル最低8ポイントは必要とされてます。44.1/8=5.5ポイントでは綺麗なサイン波にはなりません。

192kHzにVolumioでソフトウエアアップサンプリングのサイン波形
赤はDSD512相当



お終いの20kHz近くなると、ゲインが下がります。FN1242Aのスペックどおりの波形です。
終始、綺麗なサイン波形が見れます。20kHzを表現するのに9.6ポイントですから綺麗なモノです。


 じゃあ、これを周波数ドメインで見たらどうなってるのか?
 測定帯域はDC~50kHzのスペクトラムです。

192kHz



 20kHzでチョンと御終いになってます。エイリアシングは測定範囲外のもっと高い周波数で出ています。
 TIとかESSのDACで同じこと計測すると、44.1kHzでも同じように観測されます。

44.1kHz



 20kHz超えた帯域まで伸びてます。というか超えたところに信号レベル出ます。
 LPF通して無い方は、50kHz付近にも信号レベルあります。この辺りは、いわゆるエイリアシングが出てるのですね。
 30kHz付近は、量子化誤差の歪が現れた部分です。
 これが、フルエンシー補間の秘密というか、仕事っぷりなんですね。
 この量子化誤差が悪い方向に働かない。
 「96,192なハイレゾよりも、44.1kHzの方が、高帯域まで伸びてるんじゃないか?」って思われてた方がいらしたとしたら、その方の耳は間違ってません。
 計測すると、このように実際に可聴帯域以上まで伸びてます。
 艶のある高域という表現ありますが、これがFN1242Aの持ち味と言えるのでしょう。
 皆様が惚れたFN1242Aの音です。

 フルーエンシの魅力を引き出すのは、44.1kHz、48kHzあたりの量子化誤差含みな帯域なのでしょう。
 ハイレゾデータに拘らなくても、「44.1kHzの方がいい音出てるねぇ」なのかもしれません。
 192kHzで、MCLK 49MHzにして、超ぶっ飛びDSD512ってのも、もちろんアリです。

 フルエンシが効いた44.1kHzでDSD128か。192kHz+MCLK2倍でDSD512か。
 タンデム基板使いこなして楽しんでください。

2014年9月2日火曜日


 今朝、amaneroの様子見たら復帰してました。良かった。

JEITAサイン波形のアナログ信号のノイズにトリガ掛けて、オシロでデジタルデータ見てみました。
 ダメ出ししたからには、どう駄目なのか、確認しませんとね。

 amaneroも、DIYINHKも、共通して 10101111 か11110101がLR繰り返して来ると、コケました。
 16ビットとか、24ビットとかなデータの中に、上記データが含まれるとコケてます。MSB,LSB、中央関係なく、10101111がどの桁に来てもダメみたいです。
 ノイズ発生に対するトリガは、全て拾って観察できたわけではないので、他のデータ列の場合も有るのかもしれません。コケないでちゃんと連続して動作する場合もあるかもしれません。
 でも、少なくともトリガ掛かったノイズ発生時には、10101111か、11110101が観測できました。
 ロジックアナライザで、10101111にトリガ掛けて見れば確実ですが、ロジアナ持ち合わせていないのですみません。
 
 amaneroの場合は、データがLRCLK1サイクル分出なくてフラットになる場合があり、DIYINHKよりも重症です。DIYINHKはデータは出続けますが、化けたデータになっちゃうみたいです。

 DSDとPCMの判別は、「0x05FAなデータが来たら」なはずですが、デイテクタが8ビット分でも反応しちゃうみたいです。なんか残念な実装がなされてる感じです。
 
 モノラル曲は、LRで同じデータが入る事になるので、10101111か11110101が有れば、そこでノイズ発生になるのでしょう。でも、出ない曲は全く出ないことになります。ステレオ曲だとほぼ出ないって言えるのでしょうか。

 JEITAサイン波は、フルスケールなサイン波なので、
 最大0b0111111111111111~最少0b1000000000000000なデータで構成されますが、10101111とか11110101の出現は、3分間再生して4~5回程度は出現するみたいです。で、連続で入力されるのかはLRで1回入ったら、次に来るのは数秒後って感じです。

 何が起きているのかは判りました。
 対策は、、、、、モノラル曲は避けるってことでしょうか。DSD対応のUSB-DDCは。

 amaneroがハングアップして、全く動かなくなるのは「毎回必ず」ということではないみたいです。
 ハングアップしないでちゃんと動作を続ける場合もありました。でも一度ハングアップしちゃうと電源落として放置しないと復帰しません。

 さて、0x05FAデイテクタが載ったUSB-DDCって、世の中に何種類もあるのでしょうが、オーディオ機器メーカ製のとかは、きちんと動くのでしょうかね?誤作動対策してますよね。きっと。たぶん。

 私はオーディオメーカ製を買う気は全く無いので検証できませんが。



 RaspberryPiからのVolumioでのIISの直出し詳細を、早く公開した方がいいですね。

 amaneroとか、DIYINHKとかのDSD対応DDCの致命的な欠陥に気が付きました。
 必ず同じ曲の同じ再生時刻でノイズが入るって欠陥です。
 逆に言えば、起きない曲は全く起きないのですが。

 リッピングの時に「ノイズ載っちゃったんだな」とか思ってた方もおられると思うのですが、そうではなさそうです。
 特に、モノラルな曲だと起こりやすい。私、モノラル曲の検証ってしてないつもりだったんですが、曲は確かに鳴らしたことなかったんです。が、JEITAの信号ディスクはモノラルでサイン波形入ってるんですね。で、必ず同じタイミングでノイズ出てた。
 「ポッ」って。
 タンデム基板造り始めた時からだから、去年から出てたのは知ってたんです。
 リッピングでしくじったと思い込んでたのです、、、、そうではなかったらしい。

  knkn59様が、「モノラルだと左OK,右ノイズ」って事らしいのでモノラル曲fooberで起こしてamaneroに喰わせたら不具合再現しましたよ。96kHzの曲で左OK右ノイズ。

 JEITAディスクのサイン波形のノイズの原因は、0x05FAの繰り返し入力。つまり、モノラルでの入力タイミングでノイズになるようです。
 amaneroでもDIYINHKでもJEITAのサイン波は、同じタイミングで必ずノイズ発生してました。

 DSD対応のDDCって、0x05FAが繰り返し入るとDSDと判別ってやってるのですが、モノラル曲だと最低2回続けて入るタイミングが必ずあるんですね。
 amaneroはこれが頻繁に入るとハングアップするようです。
 モノラルのサイン波だと持ちこたえたけど、モノラルの曲だと頻度が上がるせいなのか、なんか調子悪くなって、結局、壊れちゃったみたいです。
 明日の朝まで放置して、コンデンサの電荷抜けたら復帰ってなればうれしいのですが、、、

 Volumio+IISだと全くノイズ出ないです。当然です。DSD検出しないですから。
 モノラル再生も全く問題ないです。

 タンデム基板鳴らす為にamanero導入された方は、多数おられるかと思います。
 こんな欠陥抱えてたなんて、お奨めしたのに申し訳ないです。
 今更何を言い出すのかと思われた方。すみません。私も2時間前に判った話です。

 タンデム基板鳴らす環境として、amanero、DIYINHK、Volumio+IISを検証してきましたが、なんかamanero最低ジャンって感じでとても悔しいです。
 モノラル曲でハングって、あげくに壊れちゃうんだもの。
 DIYINHKでは、モノラル曲で破壊までには至らないみたいです。でも、0x05FAなデータがLR出るタイミングが有る曲は、そこでノイズになります。必ず。出ない曲は出ないです。もうこれは博打です。

 こんな事指摘した人、日本語圏では誰もいないですよね。
 まぁ、今後ポツポツ話が持ち上がってくるんじゃないかと思います。
 英文の書込み読むのが苦痛じゃない方。英語圏で出てるか見てみてください。


 asoyaji様がマスタクロックを2逓倍して192kHzでDSD512!を紹介してくださいましたが、   Volumio+IISのやり方も同じようなモノです。

 IISが出てくる端子についてはググれば既に情報は大量にあります。
 更に更新しますので詳細はその際に追記します。

 予告の際に、5Vと書きましたが、オシロの見間違いで3.3Vでした。
 クロックみたからオーバーシュートで5Vと勘違いしました。

 RaspberryPiから3.3Vの電源取れます。タンデム基板のアイソレータ電源に繋ぎます。
 NB3N2302の電源も、RaspberryPiから給電します。
 
 基準クロックをBitCLKにして、NB3N2302で、4倍とか8倍とかにするだけです。
 FS1:0=HHで8倍、FS1:0=LHで4倍になります。

 ネィティブDSD再生はできません。PCMな曲だけです。スレーブでDSD再生しましょう。

 FSLEDな信号はVolumioなRasPiからは出てこないですから、これはサンプリングレート変換機能で一定にしてしまいます。
 24Bit/44.1kHzで、BitCLKを8倍にしてMCLKにいれてあげればぶっ飛びなDSD128で聴けます。 
 24Bit/192kHzで、BitCLKを4倍にしてMCLKに入れてあげれば超ぶっ飛びなDSD512聴けます。

 自動切替対応はできません。というか、レート変換すると、全ての曲が指定したレートにアップ/ダウンします。なので、JCJP1とかMSTJP1は、固定設定にします。

 そして、最大のメリットは、0x05FA連続でノイズにならない!<-2時間前に知った。


 私のamaneroは10-2013モデルです。購入時期によっては振る舞いが違うかもしれません。
 実際、FSLEDの出方が違うモデルが存在します。初期の奴はファーム書き変えても出ませんし。

 因みに、09-2013が最初に買った奴ですが、何時の間にか壊れてたんです。今思えば0x05FAでハングアップして壊れたのかもしれません。
 注意喚起ということで、amaneroにモノラル曲は避けることを推奨します。

2014年8月31日日曜日

 正昭様より、投稿画像とレポートを頂きましたのでご紹介いたします。
 ご感想、ご質問等、コメント欄に「ハンドルネーム等名乗って」書込み願います。

> 正昭 です。
>
>Tandem基板が出来上がりました。
>素晴らしい音に感動し、嬉しさのあまりレポートを書かせて頂きました。
>稚拙な文章ですが御笑覧下さいませ。 
>写真も5枚添付させて頂きます。 
>この様な素晴らしい基板を作って頂いた事に感謝申し上げます。本当に有り難う御座いました。 
> 2014.8.26 正昭
 %%%%%%%%% レポート %%%%%%%%%

「マスタ2個デュアルモノ+スレーブ2個2枚左右独立デュアルモノパラ」を目指し作成していた基板より無事に音が出たので報告させて頂きます。 

1.基板作成
  最初のパスコンを取り付けた時点でアウト!
  26W のセラミック半田ごてでは太刀打ち出来ず、自由に温度管理が出来る「goot PX-601」に換え作業を行いました。
 アース側でない端子に先にハンダ付けを行い、アース側は温度を高くし一気にハンダを付る事、ごく少量のハンダで済ます事、一つの部品を付ける毎に電源端子の導通をチェックしショートしていないことを確認する事等、「ハンダ付けの基本」を思い出しながらの作業でした。
  ショートの確認を怠り、修理のため出来上がった基板の部品を取り替える大変な作業を強いられました!(^_^; 
 蛇足ですが、0.3mm のハンダ を使い、スレーブ回路のパスコンや抵抗、SI5317D、ジッタ回路のパスコンや抵抗、マスタ回路のパスコンや抵抗、最後に残りの IC 、大きいパスコン の順に作業を行うと楽です。
  また、マスタ基板上では 44Ω(22Ω 2 本直列) を入れ、ファインメットビーズを通した線で GND をショートし、スレーブ基板では FN1242 の digital と Analogue の GND を切り離し、ファインメットビーズを通した線で再結線してあります。

 Amaneroとジッタクリーナ

2.基板と電源との接続等
  3 枚の基板は縦に積み重ねています。
 各基板の総ての電源端子にはファインメットビーズを入れてあり、マスタ基板用の電源トランス(ヒータートランス(^_^;)の2回路をジッタ回路とその他の電源とに振り分け、整流回路、秋月TPS7A47基板も分けて、 3.3V を供給しています。
  スレーブ基板の Analogue 回路にはエネループ 6 本と K式 5V レギュレーター、digital 回路にはエネループ 4 本と K式 3.3V レギュレーターを用い 2 枚のスレーブ基板に供給しています。
  また、 スレーブ基板の 16 個の出力端子には 6.8kΩを入れ、K式 No.229 の IV と ヘッドフォンIVC を用い、電流モード動作で音楽を聞いています。
  FN1242の出力端子に電流が流れる事に少々心配はあるのですが、音量調整が簡便であること(トランス式のアッテネーター等購入できるなんて夢でしかありません(^_^;)に利点があると思っています。
  また、マスタ基板上の VR は操作しにくいので多回転ポテンショメータを代わりに入れてあります。勿論、基板との接続は短くしてあります。
  PC との接続は Amanero Combo384 を使用し、 電源は USB ではなく マスタ基板用の電源トランスとは別のトランスにて 5V を 秋月TPS7A47 より供給し、信号回路にはファインメットビーズを入れました。
 さらに、 Amanero と マスタ基板 との間には 「やなさんの Si5317デュアルジッタークリーナー」を入れBCLKとSCLKに含まれるジッターを減らす事を目指しましたが、マスタ基板でアイソレーターを通り効果は 100% ではないかもしれません。(^_^;

ジッタクリーナ


マスタ基板裏面

3.音質について 
 今まで、エトレアさんの UDA基板とP2D基板 に やなさんの Si5317デュアルジッタークリーナー と FN1242A DSD DAC基板( 2 枚使用)と 前述の K式 No.229 を使用していたので、Tandem基板による「左右独立デュアルモノパラ」と同じ構成です。 
 この今までのシステムでは、音が綺麗で絹のような柔らかさに特徴があり、ヘッドフォンで聴いても聴き疲れのない好みの音で、UDA基板とP2D基板が Amanero と マスタ基板代わっただけとも言える Tandem基板システム の音も 同じ傾向の音だと思っていました。
 が、出てきた音にビックリ!! 綺麗で絹のような柔らかさの中に明快で凜とした音色が加わり、静寂さの極まった音です。
  「コンサートで演奏が始まる直前の固唾をのんで皆が待つ静寂さ」ではなく、「無風の闇夜の山中のような静寂さ」の中に 音楽だけが湧き上がってくる ・・・・ ような感じなのです。拙い表現で申し訳ありません。 この静寂さは今まで聞いたことがありません。
 俗に SN比が高いと表現されるのでしょうが、そんな簡単な言葉で表せない特別な静けさに裏打ちされた音なのです。
  FN1242AのフルーエンシーのかかったDSDの音の特色かと思い、スレーブ基板 2 枚を 「やなさんの FN1242A DSD DAC基板( 2 枚使用)」に代えてみましたが、静寂さは出て来ませんでした。出てきたのは「やなさんの DSD基板 の柔らかい綺麗な音」に明快で凜とした音色が加わった音でした。 マスタ基板 1 枚だけでも静寂さは得られなかったから、スレーブ基板に音の秘密があるようです。 是非、マスタ基板とスレーブ基板とをセットで聞くべきです!! 今まで FN1242 を Single、Dual、Quad と試したけれど、Tandem基板を超えるモノはないです。 この静寂さを出すのに大変苦労なさったのではないかと思い、半導体計測屋さんの基板の設計技術力に脱帽です。

スレーブ基板


マスタ基板と多回転ポテンショメータ


4.謝辞
 古い録音の CD にはバイオリンの音が耳に付くものがあり、録音が悪いと思っていましたが、この基板を通して聞くと録音が悪いのではなく DAC が悪いだけだった事が判り、また一つ勉強になりました。有り難う御座います。
  この「Tandem基板」を作って頂いたことに大いに感謝申し上げます。本当に有り難う御座いました。
  最後に蛇足を一つ 「何もないところから形あるものを作り上げる」のは大変な努力が必要だと思います。この努力は賞賛の対象とはなりますが、嘲りの対象にはならないと思っています。
  HP に耳障りな事を書き込む者がいることに腹が立っていたのですが、この様な素晴らしい基板を作る技量もなく、この基板の楽しさを理解できない愚か者と哀れさえ感じます。
 暴言多謝。


2014年8月18日月曜日

 RaspberryPi+Volumio1.4

 これまでに購入したモノということで、RaspberryPi使ってタンデム基板鳴らしてます。
 最初はRaspyFiってOSでしたが、最近はRaspyFiのページを観に行くと、Volumioにリダイレクトに飛ぶようになったのですね。後継機な位置づけなのでしょうか。Volumioってば。
 で、Volumioに更新してみました。
 本家からダウンロードして、ZIP展開してimgにして、SDカードにリストアするだけです。
 リストアは、それ用の書込みソフト使います。

 この仔はとっても良くできていて、RaspyFiのGPIO端子からIISを直出ししてくれます。
 Amaaneroとか、UDAとか、DIYINHKとか、USBなDDC不要となります。
 更に、UPnP とDLNAにも対応。 
 更に、更に、ソフトウエアアップサンプリング機能があって、PCMを全て指定したレートのPCMにリアルタイム変換して出力できます。
 ダウンサンプリングもするので、サンプルレート混在な再生リストでも、常時指定したレートで再生します。SRC_4192_Aな機能をソフトウェアで実現しています。
 USBなDDCだと、この機能使うと音飛びします。GPIOなIISだとCPU負荷が軽いのか、使い物になります。

 デメリットは、、、
 IISの3信号しか出ません。FSLEDな信号有りません。DSD信号出ません。
 でも、どちらも解決策あって、DSD再生以外は何とかなります。

 IISの3信号だけってことで、マスタクロックが無いのです。22MHzとか、44MHzとかなMCLKが。
 これは、BitCLKを4逓倍とか、8逓倍することで解決します。

 FSLEDは無いので、タンデム基板は動作周波数を理解できません。でも、出力のサンプルレートが固定できるので、MSTJP1と、JCJP1の設定も固定してしまえばOKです。

 DSD信号出ないのは仕方ありません。マスタで生成したDSDをスレーブで楽しめばいいのです。

 もう一点注意すべきは、GPIOは5V系です。(9月8日更新 3.3Vの間違いでした)
 でも大丈夫。タンデム基板は基本的には3.3V動作ですが、入力信号のアイソレータ上流は、5Vで受けることもできます。
 JCCN1の2か所に3.3V印加と指定してますが、5V印加でもOKです。

 最近RaspberryPiに、B+という新型ができました。
 USBが4CHに増加!して、LANコネクタと面一配置になり、魅力が増したはずなのですが、、、、、
 CPU電源がリニアレギュからスイッチングに変更になったので、スプリアス激しいです。
 基板自体の全消費電力は減ったみたいです。
 最悪なのが、GPIOの端子が変更されたのでIIS直出しできなくなりました。残念。
 Volumio開発陣が、端子変更したデバイスドライバ出してくれるまで待ちでしょうか。

 じゃぁタンデム基板でどうすればいいの?な具体的な話はまた後日。

2014年8月5日火曜日

 2次ロット受注終了しました。
 ご注文頂いた皆様には、注文内容確認メール返信しております。
 間違いが無いかご確認ください。

 2次ロット受注開始しました。
 2次ロット募集開始予告です。

 今回も、完全受注生産となります。
 今回は、「基板+部品セット」、「ジッタークリーニング実装基板」のご提供はありません。

 前回ご購入できなかった方。再販チップ買えなかった方。この機会を逃さぬようご注目ください。
 1.数量制限無し
 2.数量制限無し一部応募制限付き
 3.数量&応募制限付き
 の3本立てです。

 受注開始時刻は8月10日 日曜日昼12:30(JST)とします。12:29着信は無効です。

 受注締切時刻は8月17日 日曜日昼12:30(JST)とします。12:31着信は無効です。
 基板屋さんが、盆休みになるので、受付期間変更しました。(8月6日更新)

 数量&応募制限付き基板は、先着順で予定数量達成時点で受け付け終了となります。
 受付終了時点から、受付終了発表、告知までには、どうしてもタイムラグが発生します。
 大変申し訳ありませんが、その間に届いたご注文は無効となります。
 恨みっこ無しでお願いします。お早目の申込みお奨めいたします。
 電子メール、あるいはFAXの着信時刻順で扱います。
 提示金額は全て税抜き価格です。消費税8%加算のうえ、ご請求申し上げます。
 今回も モノが先、カネは後な方針です。製品受領後1週間以内にお振込みください。
 納期は9月中旬~末頃を予定しております。
 
1.数量制限無し受注品目
 PIC       DSD秘術書込み済み
 ¥300-

 タンデム基板 生基板 添付部品は一切無し。基板のみのご提供。
 ¥3000-

 タンデム基板 生基板 + PIC 添付部品はDSD秘術書込み済みPICのみ。
 ¥3300-


2.数量制限無し、一部応募制限の受注品目 (FN1242Aチップ無し実装済み基板)

 タンデム基板 マスター実装 PMLCAP 16V22uF 3個 16V10uF 1個 実装済み
 ¥17500-

 タンデム基板 スレーブ実装 PMLCAP 16V22uF 2個 実装済み
 ¥6000-

 お手元にFN1242Aをお持ちでしたら、1番と2番の数量制限なし受注品目をご注文ください。
 「手元のFN1242A渡すからリフローお願い」は、今回は受け付けません。
 ご自身で。或は、お友達に依頼する。などしてお手持ちのFN1242Aを実装してください。
 初回ロットご購入頂いた皆様も、1番、2番の追加購入歓迎です。


3.数量&応募制限付きの受注品目 FN1242Aチップ付き実装済み基板

 マスター実装基板 FN1242A 2個実装済み PMLCAP実装済み 御一人様 1枚まで
 ¥19445-

 一個をマスタチップ、もう一個をスレーブチップとして実装します。
 スレーブ基板のチップ付きは、無しの予定。

 こちらは先着順です。
 
 初回ロットでタンデム基板を既に入手済みの皆様。
 今現在、手持ちのチップをお持ちの方々。
 これらの方々は、応募の対象外とさせていただきます。

 また、こちらに応募される方に、「チップ無し実装済み基板」はご提供いたしません。
 こちらに応募される方は「チップを持ってない」方ですから「チップ無し実装済み基板」に用は無いはずです。
 PIC、生基板、生基板+PICでしたら制限なくご提供いたします。

 手持ちのチップが有るならば、最初からチップ無し基板だけをご注文ください。

 初回ロットでは、当初、チップ添付は「手持ち無い方を対象」の趣旨でしたが、途中、方針変更したことで「欲しい方に売れない」事態が発生しました。今回はそれを最少にしたいと思います。
 先着順な事で「欲しい方に売れない」が確実に発生するのは解ってるのですが、一番公平なのかと。
 今回ロットでも、受注数量次第で方針変更も有るかもしれませんが、現時点では「手持ち無い方を対象」です。

 「1月、7月に再販あったのに1242チップを買いそびれた。悔しい」な方のみに頒布致します。 
 なるべく多くの方々に楽しんでいただきたい当方の趣旨をご理解ください。
 

ご提出いただける注文書は、どちらか一方だけです。
前回同様、不評だったエクセルシートです。
必要事項ご記入の上、メール添付、或はFAXにて送信ください。
件名には「1242」が含まれるようにしてください。
「1242注文書送付」等書いて頂きますと、自動振り分け働くので助かります。
エクセル編集できない方は、テキスト平文のメールでもOKです。
重要なのは、「金額を承諾の上」申し込むという点です。

1番2番用注文書のダウンロード こちら

1番3番用注文書のダウンロード こちら

スタイルシートが表示されたら、左上の下向きボタン押せば自身のHDDにダウンロードできます。

 趣旨はご理解いただけましたでしょうか?
 ご質問等、コメント欄にハンドルネームで結構です。名乗って書込みください。
 ハンドルネームさえ書かない匿名コメントは、当方にて削除します。

2014年7月31日木曜日

 組み立てました。

 アマネロ+マスタ2個デュアルモノ+スレーブ2個2枚左右独立デュアルモノパラ+ルンダールな仕様です。
 電源を基板ごとに独立にしましたので、スレーブ基板付属品のエミフィルは付けてません。

 電源基板は、秋月TPS7A47基板を7枚使ってみました。
 食わず嫌いでしたね。いいです。この電源基板。
 私が複数CHで造ったら1CH毎¥1200-に収まらないと思います。イーサーモとかいう放熱基板素材が使われてます。

まずは全景


4枚重ねの姿
上からアマネロ、マスタ、スレーブ左、スレーブ右。

整流基板、というかラグ端子台
4700uF50Vな電解コンデンサとSBDなダイオード2個。これが3回路。これだけコンデンサ容量有れば、ブリッジ整流じゃなくてもいけます。結局半波整流なので、ダイオード1個でも良かったのかも。
 現状は、コンデンサの端子はラグ端子の穴に刺してるだけです。
 トロイダルトランスは、プライマリ100+100:セカンダリ12+12な25VAを、AC6V出しに接続。
 整流後電圧は8.1Vになりました。


電源基板入力側
左からアナログ用、デジタル用、RaspyFi用。途中はメッキ線で分配。後でファインメットビーズ入れようと思います。デジタル用とRaspyFi用のトランスコイルは共有、整流回路は独立。


電源基板出力側
上(左)からRaspyFi用5V、PLL+マルチプレクサ3.3V、マスタ基板デジタル&アナログ3.3V、スレーブ左基板デジタル3.3V、スレーブ右基板デジタル3.3V、スレーブ左基板アナログ5V、スレーブ右基板アナログ5V の都合7枚。
 触って暖かいのは2枚目のPLL+マルチプレクサに行く奴だけです。ヒートシンクの必要性は感じませんでした。


アマネロCombo384のUSBコネクタを、カプトンテープで絶縁します。真下の74LVC574APWに干渉しても事故にならないためです。
 このテープは優れもので、半田ごて当たっても溶けません。レジストされてない銅箔に対して、半田が流れないようにするのに大活躍します。例えば無限増殖コネクタの半田付けする時とかに、半分だけに貼ってから半田流します。 

 アマネロ+マスタ基板
基板間には樹脂ワッシャ+10mmスペーサ+樹脂ワッシャ2枚
 この樹脂ワッシャが0.5mm以上の厚みが有って、思惑よりも隙間が大きくなりました。
 
ピンヘッダーは、少し基板から浮かせて取り付けてます。
スペーサで基板を固定してから半田付けします。基板を水平に固定してから半田付けすれば勝手に隙間が空きます。
 基板やコネクタに、機械的応力が掛からないようにするのが長寿の秘訣です。


マスタ基板の配線 MSTCN1とMSTCN3のIISを、SV1とSV2に接続
ジャンパプラグの刺し位置は、asoyaji様の基板とは異なります。彼はエレアト基板繋ぐので、アマネロとはFSLED2:0の仕様が異なるからです。
 すみません。この写真のMSTJP1設定は間違ってます。(8月3日更新)
 左側上から2番目のプラグ無しが正解。

 MSTCN1(L)からSV1へ、MSTCN3(R)からSV2へ順番に繋ぎます。
 1番はファインメットビーズにエナメル線6回巻きでGNDショートしてます。一応2個載せましたが、1個でも良かったかもしれません。

 このビーズはマルチプレクサGNDと、FN1242AデジタルGNDとを繋ぎます。
 PLLGND、マルチプレクサGND、FN1242AアナログGND、デジタルGNDとは、FB1~6のストリップラインでデフォルトでは繋がってますが、マルチプレクサGNDとFN1242AデジタルGNDとは、直接は繋いでいません。
  繋がないと、PLLGND経由で繋がる事になり、IIS信号のリターン経路としては問題あります。
 マスタ基板では必ず繋いでください。スレーブ基板ではSV1,2の1番GNDは、何も繋がなくてOK。


 スレーブ左右基板の配線 無限増殖コネクタの生成DSD信号をSV1とSV2に接続 
パラレル動作で左右独立基板だから、基板上では各FN1242Aに同じ信号が繋がります。SV1とSV2の1番GNDはどこにも繋がなくてOK。SV1とSV2の2,3,4番を半田面でショートしてから無限増殖コネクタに繋ぎます。信号線は一筆書きで繋いだ方が、反射ノイズが出にくいからです。
 写真の配線は、メッキ線にテフロンチューブ被せてます。ビニル線両端の被服剥いて繋ぐより作業早いです。
 SV1とSV2の4番のDSDCLKは部品面で接続。
 SV1とSV2の5番はGNDに固定なので、近くのGNDスルーホールに繋ぎました。0.28mmの銅単線使用。1番と5番で繋いでもOKです。
 左用基板はSV1とSV2の2番DSD右と無限増殖コネクタR1。3番DSD左とL1に接続。
 右用基板はSV1とSV2の2番DSD右と無限増殖コネクタR2。3番DSD左とL2に接続。
 

マスタ基板半田面の無限増殖コネクタに、スタッキングソケットを取り付け
ここに、スレーブ左基板が刺さります。


スレーブ左右基板の部品面。両者ピンヘッダを実装
勿論、左用、右用でずれた配置です。
 アマネロのピンヘッダ同様に、基板を10mmスペーサ+樹脂ワッシャで固定してから半田付けします。スタッキングソケット側は基板密着で、ヘッダー側は基板とは少し隙間が開きました。
 樹脂ワッシャの厚みが0.5mmのはずが、0.75mmぐらいだったみたいです。

スレーブ左右基板半田面。左用基板には右用基板ヘッダーが刺さるスタッキングソケット。
右用基板には更に繋がる基板は無いので、空きランドになります。カプトンテープ貼ってから付けたので、半田が載ってません。


マスタ基板の電源は、FN12422Aアナログ2個、デジタル2個、マルチプレクサ、PLLの都合6個
マルチプレクサと、PLLは共有3.3V。FN1242Aの電源は、PCMで聴かないからデジアナ共有3.3Vにしてます。
 FN1242Aのデジタルだけ2列ライトアングルピンヘッダ。他はストレートピンヘッダ。


スレーブ基板の電源は、FN1242Aのアナログ2個、デジタル2個。
 アナログは1列ライトアングル下向き。デジタルは2列ライトアングル上向きで実装。
上記のようにピンヘッダ使わないと、スペーサ、基板に干渉します。 
 重ねないで水平配置するなら、全てストレートヘッダで問題ありません。

アナログ接続左
青が左プラス信号、黒が左マイナス信号
差動信号なので、プラス、マイナスのペアでツイストしてます。

アナログ接続右
1列ライトアングルピンヘッダで引き出します。
赤が右プラス信号、青が右マイナス信号

1kオーム抵抗(評価用仮組)
FN1242Aと、差動合成ルンダールの間にシリーズに入れてます。
信号の向きは、右から左へ。
FN1242Aはドライブインピーダンスが1kオームらしいです。振幅レベルが丁度半分になりました。
ルンダールは1:5の接続仕様で飽和して歪むことなく、プリアンプをドライブできます。
抵抗無いと飽和して、激しく高調波でます。
ケースに入れる際は、この抵抗回路は造り直します。

ルンダール入口 
 デュアルモノパラなので、単純にプラス4本、マイナス4本を束ねて接続。

 ルンダールは現在asoyaji様よりお借りしております。

 差動合成にルンダールは何が良いかって、、、
 差動合成回路のプラスマイナスの電源が要らない。
 RCAケーブルのGNDが、基板とは完全に分離される。つまりアンプのGNDとは完全に独立する。
 ロウパスフィルタな特性持ってる。って感じで便利です。

 asoyaji様は「差動合成にはルンダールもいいけど、ファインメットライントランスはもっといいです。もう戻れないです」っておっしゃってました。


 ご質問、ご感想はコメント欄へどうぞ。

 PS.秋月でFN1242A再販されてますね。昨日在庫AAAでした。今日見たらAAでした。
   まだ買えそうです。

     8月1日12:00の時点で在庫47のAでした。
  これが捌けたら、今回ロットは終了と思われます。前回より長持ちしたか。(8月1日更新)


 リフロー実装をA,Bの1個載せで依頼された方。
 再販FN1242Aが入手できたのでAA,BBに「アップグレードご希望」でしたらコメント欄にお申し出ください。
 希望者数次第で、追加部品セット頒布の検討いたします。