Volumio+IISのBCLKが意外と高精度でした。とのことで、測ってみました。
「700MHzから生成してるから1.4nsecのジッターが必ず載る」って話らしいので、どいうことなのか判らず取りあえず測ってみたら、「基本波自体は0.35nseのジッタしか無い」って測れたんです。
絶対周波数も、2.8224MHzと出ました。XMOSも、Amaneroも、同程度の値でした。
今日、「XMOSはジッタが2.5nsec載っちゃう」って追加情報あったので、皆同じ値に測れたってことは、測り方まずかったかなと思い直して測って見ました。
測定分解能低いままでの判断はまずかったです。1.4nsなんて大嘘と思ったら、ちゃんと違いが出ました。絶対周波数で3者の差が出てない時点で計測を疑うべきでした。えぇ。私の測り方が間違ってました。
絶対周波数Amanero
絶対周波数XMOS
絶対周波数Volumio+IIS
Volumio+IISは、2.8225MHzと出ました。
RaspberryPiのGPIOは、700MHzを元にPLL廻してるので、n=248で2.82258MHzになります。
正しく計測できてるかと思います。
AmaneroとXMOSは、専用のクロック源で動作するので、正しく2.8224MHzと出てます。
この差は仕方のない処です。
Amaneroの方が、XMOSより少し低めに見えます。源発信器の部品の違いです。
基本波自身のジッタは、3者で大きな差は無いみたいです。
ジッタ輝線Amanero
とても優秀です。
横軸5nsecなので、1nsec以下のジッタ量と言えそうです。
昨日は3者ともこの数字を見て「1.4nのジッタなんて載らないじゃないか」と思ってました。
ジッタ輝線XMOS
この図を見て、「2.5nsecのジッタが載るとはこういう事か」と納得しました。
輝線の重なり部分が2か所出てます。この間隔は、2.5nsec位でしょう。
色合いが全て同じなので、頻繁にジッタが発生しています。
ジッタ輝線Volumio+IIS
Volumio+IISの場合は、立下りは毎回同じ。立上りだけが2本に分かれます。ズレ具合は2nsecくらい有りそうです。RMS値にすると、1.4nsec位になるのでしょうか?
「ああ、1.4nsecのジッタって、こういう事ですか」と納得です。
色の濃さから見ると、ずれるのは毎回では無く、何発かに1回って感じでズレるみたいです。248回毎なのかなぁ?
XMOSよりはマシなクロックと言えるかと思います。
最終的には3者ともタンデム基板に入ればジッタクリン回路通るから、違いは無くなるんですけどね。
BitCLKだけに注目して素で使うと、Amanero > Volumio > XMOSって事のようです。